最新科学で疲れの正体に迫る
渡辺恭良さん
疲労研究で最先端の学者
大阪市立大学大学院教授
国の疲労研究のリーダーを務める
疲労のメカニズムの解明に取り組んでいる
疲労については今まであまり研究されていなかった
疲れの症状
筋肉の疲れ 肩こり 精神的な疲れ 目の疲れ
100年前位、激しい運動をすると血液中や筋肉の中に乳酸が増える という論文がある
これを見て、疲労は乳酸が原因なのではないかと、ずっといわれて来ていた
乳酸の量は運動の指標なので 筋肉を動かすことによって 同じぐらいの量が出ても 疲れる時と
疲れ ない時がある
ということは、乳酸の量はかならずしも疲労の指標になりえない ということが分ってきた
もう一つ最近わかってきたことは脳神経の細胞 筋肉細胞で乳酸が増えることが、回復期の
エネルギー源になっている
では何が疲労の原因になっているのか?
TGF−β等の免疫物質(免疫を下げる方の免疫物質)がかかわっている
骨盤の骨足の痛み
●筋疲労
筋繊維は運動をすると伸びたりちじんだりする
その時に使われるのがグリコーゲン これが燃焼してエネルギーになる時酸素を使う
その酸素の一部が 活性酸素になって出てくる
この活性酸素が増えると 細胞が壊れてしまう
これを治すために 免疫細胞が集まってくる
免疫細胞は 壊れた細胞があると みんなを集める指令の合図を出す
この合図が TGF−β等の免疫物質である
免疫細胞は細胞の修復をするが この間中 TGF−β等の免疫物質が出続ける
これが疲れを感じさせる原因となる
●肩こり 肩こりは酸素不足
筋肉がこわばっている状態
↓
血管が圧迫
↓
血行不良
酸素不足で酸素が送られると、普通は2%ぐらいが活性酸素になるのだが
酸素不足のところに 新しい酸素が送られると 活性酸素の発生量が通常の5〜10倍に増えて
しまう
つまり細胞が壊れやすくなってしまう
そこに免疫細胞がやってくる ここに細胞が壊れているという合図を出しそれが疲労の原因になる
TGF−βが呼んでしまう
排尿時の痛みの症状
●目の疲れ
物を見るのに脳の70〜80%使っている
神経の疲れ、焦点を結ぶ調節の筋肉、神経がダメージを受けて免疫物質が出ることによって
おこると考えられている
疲労はTGF−β等の免疫物質が脳の中枢に行って悪さをし 疲れの症状が出てくる
自立神経中枢にいくと機能が低下してしまう
疲労も自立神経中枢のバランスが崩れていると考えられる
●精神的な疲れ
注意 集中力 意欲 学習 創造計画 やる気が出ない
精神的ストレスでも疲労と同じことが起きる→免疫力低下
TGF−βは免疫を下げる方の免疫物質
●疲労が招く怖い病
慢性疲労症候群・・・TGFーβが出続けてしまい 強い全身の倦怠感
微熱・頭痛
筋肉痛
リンパ節のはれ
抑うつ状態
原因 これらは免疫力の低下が関係している
疲れの見張り番は 脳幹部で脳全体にセロトニン(癒しのホルモン)を出して脳をリフレッシュ
させてくれる働き、休むように指令を出す
セロトニンがうまく出なくなることがある→TGF−βがリフレッシュ機構を抑えてしまうことがある
頭痛の原因と脳画像
●疲労回復法の効果は?
入浴 マッサージ 笑い(NK細胞活性) アロマテラピー ペット ドリンク 緑の香り
●疲労回復 予防 現在検証されているもの
ビタミンB1・ビタミンC・カルニチン・アミノ酸・αーリボ酸・クエン酸・コエンザイムQ10
BH4(セロトニン・ドーパミンを作る酵素の能力を上げる)・緑の香り
老化防止、ダイエットに効くもの、美容に良いものに似ている
疲労は体の中の細胞 タンパク質のダメージを如何に早く 元に戻してやるかが大切
そのためにはエネルギーが必要 アミノ酸・αーリボ酸・クエン� ��・コエンザイムQ10等は
エネルギーをうまく生み出し、違うところに働く。 うまく組み合わせるて使うと良い。
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これが、慢性的になると、大変なことになることがわかった。
耳慣れない言葉だけれど、TGF−β等免疫を下げる物質が、出続けてしまうようだ。
これにより、免疫力が下がりうつ病やガン等になるという。
乳酸がたまったから疲れたというのではないようだ。
これは最新の研究で、まだ一般には知られていないようです。
現在社会、常に疲れている人が多く、国で疲労の研究をするグループを作り
そこでの結果が、この番組で取り上げられたようです。
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