治らないとのこと。
この段階で、ほぼ原因はつかめていたので、仰向け
に寝てもらい、まずは、足を触り、想像通りの足の
状態を確認。
次に、脈を診てみると、こちらも想像通りの脈。
最後に、お腹を触ると・・・?
以外にも、足と脈の状態とは少し違っている。
しかし、足と脈の状態の方が、お腹の情報よりも、
正しいことが多いため、当初の予定通り、お腹と足へ
お灸をしていく。
すると、もう一つの原因が見つかり、横隔膜を徹底的
に正すことも同時に行った。
さて、ここからが種明かし。
始めに感じたことは、胃の興奮。
交感神経が働きすぎていることで、背中の痛みと
口角炎が出ていると考えました。
そして、足も脈も胃の興奮がはっきりとわかる状態を
表していました。
ところが、お腹には、胃の興奮度があまり感じられず、
あれっ!?
貧血の夢の状態
と、思ったのですが、まずは、お灸をスタート。
すると、横隔膜が垂れ下がっていることが確認でき、
これでは、胃の確認ができないのも納得。
まずは、横隔膜を元の位置へ正すように、お灸をして
いくと、段々と胃の形が見えてきた。
そこで、胃の興奮を抑えるように、お灸をしていくと、
「不思議!!背中にお灸しているわけではないのに、
どんどん背中の緊張がゆるみ痛みが取れてきました。」
という反応。
口角炎に関しては、胃の興奮が収まり、腸が活性化
しなければ、改善しないため、今後のストレス次第。
とにかく、胃と横隔膜の問題が背中の痛みを出して
いたことは、これで判明したわけですが、問題は、
胃と横隔膜にどのようなことが起こり、このような状況
になってしまったのか?
ここが一番大事なんです。
突き詰めて聞いていくと、次のようなことがわかってきました。
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- 仕事に集中していると呼吸が浅くなっている
- 疲れると食べてしまう癖がある
- 食べ始めると限界まで食べてしまう
- これらの現象を起こしている根本に強いストレスがある
呼吸が浅いと、横隔膜の機能が低下します。
機能が低下した横隔膜は力が弱くなります。
疲れているときは、身体を休める必要があるのに、
(この患者さんの場合はという解釈でお願いします。)
なぜか食べてしまい、その結果、胃の興奮を作ってしまう。
胃が興奮しているときは、腸が動きにくいため、
消化しきれていないのに、食べてしまうことで、
胃から腸へ流れるのが遅くなり、しばらく胃が重い
ままになる。
胃が重いと、力の弱くなった横隔膜が下へ引っ
張られてしまう。
胃も腸も横隔膜も共に、背骨にぶら下がっている
器官であるため、背骨に負担がかかり背中に痛み
が出ていた。
息のルプロン息切れ
また、腸に滞留物が多い場合に、皮膚炎は起きるもの。
しかも疲れているところに炎症は起りやすい。
疲れているときに、食べる癖があるため、一番動かして
いる場所は、口であるということがわかる。
ということは、口が最もストレスを受けているということで、
口角炎が出ているという流れになる。
このようなことから、仕事に集中しているときほど呼吸
を深くすること。
そして、疲れているときに食べたくなるのは、ストレス発散
の一環なので、食べていいのだが、ほんの少しで食べたい
欲は収まるはずなので、その段階で食べるのを止める。
このような意識付けを行い終了としました。
ストレス発散の仕方は人それぞれ。
けれど、発散のサイン通りに行えば、そのストレスは発散
できるが、やりすぎるとその行為によって、さらなるストレス
となるものです。
ストレスを抜くために、ストレスを作ってしまっては意味が
ありません。
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